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恐竜まつりin羽田 2024

OCEAN Event report

恐竜まつりin羽田 2024

「恐竜まつり2024 in羽田」は、2024年11月1日(金)から3日(日)の 3 日間、羽田イノベーションシティにて、OCEAN projectが主催となり開催いたしました。


■開催概要

本イベントはOCEAN projectが主催し、複数の協賛および協力企業のパートナーシップによって、HANEDA INNOVATION CITY内の「よい仕事おこしプラザ」(東京都大田区)にて開催いたしました。会場協力の城南信用金庫のよい仕事ネットワークを通じ、小中学生の児童を対象とした「学びの機会」を提供することを目的にしたイベントとして企画しています。

ティラノサウルスの頭骨(レプリカ)を間近で観察しながら、ベネックス恐竜博物館(長崎県)の学芸員や国立科学博物館(東京都)の研究員による講演会や体験イベントを通じ、古生物学や化石、恐竜について子どもたちに「学ぶ楽しさ・知るよろこび」をテーマに科学的思考の魅力を発信いたします。恐竜の専門家から、直接多くの子どもたちに学ぶ楽しさを伝えてもらい、さらによい仕事ネットワークを活用し、拡大した地域活性を見込んでおります。

秋の連休期間中にイベント(教育的ワークショップ)を産官学の連携により開催し、子どもたちにとって関心の高い「恐竜」と「化石」をテーマとし、身近に感じてもらいながら、専門家と対面で学ぶ機会を提供するだけでなく、HANEDA INNOVATION CITYでのイベント内のマルシェに「恐竜まつり2024in羽田」として出展するほか、様々な体験イベントを実施しました。


併せて、2021年に開館した長崎市恐竜博物館は開館3年目を向かえ、認知度の向上と博物館内に管理する常設展示されていない収蔵品の有効活用を模索する中で、移動博物館として今回のイベントへ提供して頂きました。



― OCEAN project の

 イベント コンセプト





もし自分が博物館や美術館などが

ない地域に住んでいたとして

こどもたちに本物を見せてあげる機会が

なかなか作ってあげられない

博物館や美術館が自分たちの街に

来てくれたらいいのに



OCEAN projectでは、日本全国のこどもたちに本物を体験して欲しいと考えています。それは、本物を五感で体験することによって、夢や将来への可能性が大きく開く可能性があると信じています。近くに博物館や美術館がないため、図鑑や写真で調べて見ていても、本物の大きさや匂い、雰囲気を感じ取るのはなかなか難しいこと。であれば、博物館や美術館を出張させてみてはどうか。そして、ただ展示するだけでなく、専門家との交流が行える機会をつくろう。



― 会場全体の様子


本イベントは、2023年10月に長崎県五島市福江島で開催した「ながさき子どもWORK SHOP「長崎から学ぶヒトのほねからわかることってどんなこと?」、2024年7月に長崎県佐世保市で開催した「恐竜まつりin佐世保」、長崎県東彼杵郡での「恐竜特別展」の各イベントに続く教育イベント企画のコンセプトを継承し、関東圏で初開催のイベントとしてOCEAN projectが主催しました。

EVENT CONCEPTに掲げる通り、地域のこどもたちに本物を体験する機会を提供するをテーマとし、城南信用金庫とよい仕事おこしプラザ、HANEDA INNOVATION CITYとマルシェ実行委員の会場協力を得て、東京都大田区の全小中学校への開催案内や、地域コミュニティFMへのイベント告知などを実施しました。

メインの「化石のミカタ展」は長崎市恐竜博物館の中谷学芸員監修の元、長崎市で発掘された化石のレプリカや、海外で発見された実物化石を含む約50展の標本を展示し、進化の過程や、時代、食性など6つのテーマに沿って化石の見方(ミカタ)を紹介しています。会場には、アメリカで発掘されたティラノサウルスの頭骨のレプリカや、実物のマンモスの歯の化石などを初め多種の標本を解説板付で展示しました。また、レプリカ骨格の製作風景の動画や、長崎市恐竜博物館の紹介動画を会場で放映するなど、来場者に化石を中心した恐竜の研究など幅広く紹介しています。

「Dinosaur」を日本語訳で恐竜(恐龍)と訳した長崎市出身の横山又次郎に関する資料も展示され、恐竜ファンだけでなく広い世代に楽しんでいただけたイベントとなりました。



― トークセッションイベント


中谷学芸員と国立科学博物館の木村由莉研究員に登壇いただき、直接こどもたちの質問に答えるトークセッションイベントを開催し、モデレーターのファヴァロ・マルコ氏の快調なトークによって両日とも大盛況となっています。

11月2日は中谷学芸員と木村研究員の2名による「恐竜にまつわるお仕事」というトークテーマで、普段お二人がどのような仕事をしているのかを説明しました。マルコ氏の質問を交えながらの進行の他、来場した子どもたちからも質問が飛び交い、大いに盛り上がりました。

11月3日は中谷学芸員の「古くて新しい長崎の恐竜」について紹介していただました。セッションの途中では、実際の化石の重さを再現したレプリカを用いて、子どもたちに化石の重さを体験してもらうプログラムも開催し、子どもたちは目を光らせながら重さを体感しました。

トークセッション以外の時間もお二人は会場内で、来場者の子どもたちの質問に答えたり、実際に展示物について説明する一幕もありました。



― 参加型ワークショップ


当日、HANEDA INNOVATION CITYのマルシェの方では、中谷学芸員と木村研究員の書籍の販売が行われた他、株式会社 秀光による「紙コップザウルスを作ろう」として工作ワークショップも開催し、3日間で61名の子どもたちが思い思いの恐竜を製作しており、最終日には時間指定の受付制に変更するなど大盛況となりました。

恐竜まつり会場の方でも、ティラノサウルスの足の骨を模ったパズルを使い、中谷学芸員が解説しながらティラノサウルスの足を完成させるワークショップを開催。自分たち人間の骨の構造と、恐竜の骨の構造を見比べながらティラノサウルスの足について学んでいます。



― 参加記念品


恐竜まつりin羽田の来場記念品として、株式会社カドワキカラーワークスよりキーホルダーを提供していただきました。

レーザーカットによって、ティラノサウルスのシルエットにくり抜いた卵型のステンレス板に、オリジナルの粉体塗装を施したキーホルダーを製作し配布しました。来場者からは「かわいい!」や、「こんな立派なキーホルダーありがとうございます」と言った感想があがっていました。

この他、会場でアンケートを記入して頂いた方には、中谷学芸員が描いたティラノサウルスの塗り絵をプレゼントし、会場で描きだす子どもや複数枚持って帰る子どももいました。



― おわりに


今回のイベントに御協賛、並びに御協力頂きました企業皆様と御寄付頂きました皆様には、大変厚く御礼申し上げます。


恐竜まつりin羽田は当初の200名という来場見込みを初日で超え、最終的には539名の方々にご来場頂き、大盛況のなか閉幕いたしました。次回の開催を望む声も頂き、運営スタッフ一同大変うれしく思っております。

この活動を東京だけでなく、全国の子どもたちに興味を持って参加してもらえる機会を提供し、地域と日本の発展に少しでもつながっていければと感じております。


この教育科学イベントを引き続き開催し続けるかぎり、OCEAN project共々応援頂けるよう全力で進んで行きたいと思っております。誠にありがとうございました。


恐竜まつりin羽田 イベント統括

OCEAN project アンバサダー

鈴木 洋平



 

主催:OCEAN project / 株式会社 秀光

協賛:株式会社 秀光 (運営・ワークショップ・会場設営) / 株式会社 カドワキカラーワークス(ノベルティ製作) / 大谷産業株式会社 / 四戸紀秀税理士事務所 / 株式会社イグアス / 株式会社息吹工藝社 / 株式会社 JAXSON / 株式会社 JETDESIGN / 株式会社 イルミナティ / 株式会社 エクセルギー / 公益財団法人ポーラ美術振興財団

協力:国立科学博物館 (レプリカ貸出・講師) / 長崎市恐竜博物館 (移動博物館展示品貸出・講師・ワークショップ) / 長崎歴史文化博物館 (地域連携) / 東京キワニスクラブ (地域連携・運営) / 長崎キワニスクラブ (地域連携・運営) / 株式会社 長崎文献社 (マルシェ・書籍提供) / 株式会社 ブックマン社 (マルシェ・書籍提供) / 株式会社 エヌデン(照明提供) / 城南信用金庫 (会場提供) / よい仕事おこしプラザ (会場協力) / HICityマルシェ事務局 (広報・会場案内・誘致協力)

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